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ひまわりの窓 vol.3

 春です。土筆もでて、田んぼではレンゲが咲いています。
冬が終わるとなんとなく寂しく思います。冬の間、時が止まっているかのような切ない感じが好き。まぁ、四季それぞれ好きなんですが。

 ドイツ、ランバーツ社のストリーキーグラスです。
ライトグリーンオパックの濃淡の流れがとても美しいガラスで、手吹きアンティーク板ガラスです。
(どのように作られているかは、こちらをどうぞ「About Glasses」
 流れ、濃淡を利用して、各ピースに表情を持たせます。葉脈、花脈、遠近、明暗、デザイン性等考えながら良い部分をとります。

 

 そして、ガラスカッターでパシパシ切ります。楽しい作業です。
頭の中のイメージを具現化していきます。

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 ところで、良い仕事をする為には、道具のメンテナンス、段取り等、遠回りに思えるようなことでも、時にとても大切ですね。ステンドグラスは、制作するのにどうしても時間がかかってしまいます。ともすれば、焦って先を急ぎがちになりますが、やはり、良い結果にはならないでしょう。近道はありません。いつもこの話しを思い出します。

 「木こりのジレンマ」

 働き者のきこりが、新しい斧を手に入れた。新しい斧のおかげで、その日は、多くの木を切り倒すことができた。
彼は日を追うごとに、より長い時間、より懸命に仕事に精を出すようになった。

 ところが、それに反して、切り倒す木の数は日増しに少なくなっていった。

それを見ていた仲間の木こりがアドバイスをした。
「なぜ斧の刃を研がないんだ?刃がそんなにボロボロでは、木をなかなか切り倒せないのは当たり前じゃないか。」

すると働き者の木こりは答えた。
「オレには、そんなことしている暇がないんだ。もっと数多くの木を切り倒さなければならないんだから。」と。


 ステンドグラス工房 スタジオブリス

 
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