About Glasses (ガラスについて、、、)
ステンドグラスの基本的な部分をちょっとだけ。つまりガラスの話し。
多くの人は、「Stained glass」の「Stain (着色)」は、ガラスの表面に、ただ色をつけているだけと思っているかも。ステンドグラスをよく知らない頃、僕はそう思っていました。実際には、ステンドグラスのガラスシート(板ガラス)が出来上がる前に数種の Chemicals(化学物質)を原料に加え、ガラスその物に色を持たせて作られています。
クリアガラスの主成分は、通常、海岸で採取できる砂です。それは、Silica(珪土)、鉄、その他不純物からなり、ガラス工場では、これにSoda ash(ソーダ灰)、Limestone(石灰岩)など数種をまぜ、かまどの中でドロドロに溶かしガラスシート(板ガラス)を作ります。
ステンドグラスのガラスは、これに金属酸化物を加え、色をつけられたものです。例えば、「ブルー」は、Cobalt oxide(コバルト酸化物)、Cobalt(コバルト)、Chromium(クロミウム)、「グリーン」は、Copper(銅)、Chromium salts(クロミウム ソルト)、「ピンク」は、Manganese oxide(マンガン酸化物)、Gold oxide(金酸化物)といった具合です。
ステンドグラスに使われるガラスは、その質感、発色等から多数種ありますが、大きく三つに分類する事が出来ます。「Transparent」(トランスペアレント、透明)、「Opalescent」(オーパルセント、乳白色)、「Reflective」(リフレクティブ、反射)です。「トランスペアレントグラス」は、光景を透き通し、ガラスの向こう側を見る事が出来ます。「Crazy Yellow Summer (09/05)」での使用ガラスがそうです。「オーパルセントグラス」は、光は透しますが、乳白色であるため、ガラスの向こう側の風景は見えません。「Rose Bush (09/17)」で使っています。そして、「リフレクティブグラス」は、ミラーグラス(鏡)で、その反射という特性を生かして使用します。
現在、ステンドグラスに使われるガラスは、4000種以上あるといわれ、各メーカー独自の技術と経験、歴史を持ち、作られます。一般的なガラスと同じように機械で作られているガラスもありますし、昔ながらに手製で作られているものもあります。僕の好きな、「Hartley Wood」(ハートリー ウッド)や、「Fremont Antique Glass」(フリモント アンティーク グラス)は、アメリカにあり、手吹きによるユニークで独特なガラスを、そして、「Glashutte Lamberts」(ランバーツ グラス)は、ドイツにある手吹きアンティークグラスの75年以上の歴史のあるメーカーで、色数も豊富で、やはり独自性の高いガラスを作っています。
ガラスシート(板ガラス)を手吹きでどうやって作っているんでしょうか?「ランバーツ グラス」のカタログに載っているので、簡単に説明します。
ブローパイプにつけたガラスの玉を吹いて、おおきな細長いバルーンにします。

両側を落とし、シリンダーを作ります。ガラスカッターでスコアーライン(切れ目)を入れ、(女性が行っている写真です。)そして、かまどに入れて熱する事で、先に入れたスコアラインから開いていき、板状になっていきます。最後に木のツールで仕上げます。

非常に高い技術と経験、そしてセンスを必要とするでしょう。素晴らしいです。ガラスの元板そのものが、アート作品だと思います。そして、それが僕の手元に海を渡って届き、最終的にお客さんの家や、お店を美しく照らし、空間をアーティスティックにします。

ステンドグラス工房 スタジオブリス
多くの人は、「Stained glass」の「Stain (着色)」は、ガラスの表面に、ただ色をつけているだけと思っているかも。ステンドグラスをよく知らない頃、僕はそう思っていました。実際には、ステンドグラスのガラスシート(板ガラス)が出来上がる前に数種の Chemicals(化学物質)を原料に加え、ガラスその物に色を持たせて作られています。
クリアガラスの主成分は、通常、海岸で採取できる砂です。それは、Silica(珪土)、鉄、その他不純物からなり、ガラス工場では、これにSoda ash(ソーダ灰)、Limestone(石灰岩)など数種をまぜ、かまどの中でドロドロに溶かしガラスシート(板ガラス)を作ります。
ステンドグラスのガラスは、これに金属酸化物を加え、色をつけられたものです。例えば、「ブルー」は、Cobalt oxide(コバルト酸化物)、Cobalt(コバルト)、Chromium(クロミウム)、「グリーン」は、Copper(銅)、Chromium salts(クロミウム ソルト)、「ピンク」は、Manganese oxide(マンガン酸化物)、Gold oxide(金酸化物)といった具合です。
ステンドグラスに使われるガラスは、その質感、発色等から多数種ありますが、大きく三つに分類する事が出来ます。「Transparent」(トランスペアレント、透明)、「Opalescent」(オーパルセント、乳白色)、「Reflective」(リフレクティブ、反射)です。「トランスペアレントグラス」は、光景を透き通し、ガラスの向こう側を見る事が出来ます。「Crazy Yellow Summer (09/05)」での使用ガラスがそうです。「オーパルセントグラス」は、光は透しますが、乳白色であるため、ガラスの向こう側の風景は見えません。「Rose Bush (09/17)」で使っています。そして、「リフレクティブグラス」は、ミラーグラス(鏡)で、その反射という特性を生かして使用します。
現在、ステンドグラスに使われるガラスは、4000種以上あるといわれ、各メーカー独自の技術と経験、歴史を持ち、作られます。一般的なガラスと同じように機械で作られているガラスもありますし、昔ながらに手製で作られているものもあります。僕の好きな、「Hartley Wood」(ハートリー ウッド)や、「Fremont Antique Glass」(フリモント アンティーク グラス)は、アメリカにあり、手吹きによるユニークで独特なガラスを、そして、「Glashutte Lamberts」(ランバーツ グラス)は、ドイツにある手吹きアンティークグラスの75年以上の歴史のあるメーカーで、色数も豊富で、やはり独自性の高いガラスを作っています。
ガラスシート(板ガラス)を手吹きでどうやって作っているんでしょうか?「ランバーツ グラス」のカタログに載っているので、簡単に説明します。
ブローパイプにつけたガラスの玉を吹いて、おおきな細長いバルーンにします。

両側を落とし、シリンダーを作ります。ガラスカッターでスコアーライン(切れ目)を入れ、(女性が行っている写真です。)そして、かまどに入れて熱する事で、先に入れたスコアラインから開いていき、板状になっていきます。最後に木のツールで仕上げます。


非常に高い技術と経験、そしてセンスを必要とするでしょう。素晴らしいです。ガラスの元板そのものが、アート作品だと思います。そして、それが僕の手元に海を渡って届き、最終的にお客さんの家や、お店を美しく照らし、空間をアーティスティックにします。


ステンドグラス工房 スタジオブリス
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