銀山温泉
以前、若者だった頃は、サーフボード、スノーボード、バックパック一つが全財産。数ヶ月、海、山にこもり、思い立ったら、ふらりと旅に出て、数週間行方不明なんて生活でした。現在では、仕事、家族があるので、そんな生活はしていられませんが、やはり不意に何処かに行きたくなります。
昨今、日本の風景は画一的になりつつあり、特に、幹線道路沿いなどは、大手チェーン店、モールなどが立ち並び、地域の特色が薄く、全国さして変わらない景色をつくっていると思います。日本にいるのに、日本らしさを探さなければならないとは、残念な気持ちになりますが、良い場所は、探して行きます。
「銀山温泉」に行ってきました。山形県尾花沢市にあります。西瓜、「おしん」等で有名な所です。
初雪が大雪になり、紅葉が白く雪に覆われるという美しい景色に恵まれました。
行きの道路は、完全に冬の雪道でした。

寛永年間に、延沢銀山の工夫が銀山川の中に温泉が湧いているのを発見したそうです。1686年に銀山が閉山、その後、湯治場として賑わったが、1913年の大洪水により温泉街は壊滅、その後、復興、当時としては非常にモダンな三層、四層の木造建築、外壁には鏝絵が施された素晴らしい外観の旅館が並びます。川には多くの橋がかかり、ガス灯が並ぶ大正浪漫を色濃く残す良い湯治場です。

今夜の宿は、こちらの「能登屋」。大正14年(1924年)頃建てられ、国登録有形文化財に指定されています。外壁の鏝絵は、左官職人の後藤市蔵氏(昭和7年作)、建物向かって左側には、「富士と三保の松原」、右側には、 鳳凰と桐の装飾の中央には銀山開拓の祖である「木戸佐左ェ門」の名が記されています。

部屋に通されると、床の間には、「安藤広重 東海道五十三次 蒲原」の絵皿が置いてありました。靜岡から来ている僕らへの計らいかな?
夕食は、部屋出しで、地元食材のとても美味しい料理でした。海辺育ちの僕らには、川魚、山菜、ズガニ等の山の料理がとてもうれしいです。男女別の内湯、貸切洞窟風呂、半露天の貸切天空風呂があります。
天空風呂は、チェックイン時に時間を予約します。景色、泉質も良く、しかも雪見風呂。
ほとんど無色ですが、ごく薄く白濁、硫黄臭のするお湯です。湯花もちらちら漂っています。
源泉温度が高い為、沢水を加水していますが、かけ流しです。
泉質は、ナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)
源泉の温度は、63,1℃ 併用場所での温度は、42,4℃
水素イオン濃度(pH)が、6,6

ガス灯に照らされた風情たっぷりの雪の銀山温泉を散策しました。各宿には、創業者の名前が壁等に書いてあるようです。
翌朝、朝食は別室でいただきます。いつも思うのですが、東北って、ものすごくお米が美味しい。自分たちの地元で食べるそれとはまったく違い、本当に美味しい。朝からたくさんおかわりしてしまいました。



上流に歩いて行くと「白銀の滝」があります。落差20m強の滝で上部で2手に別れています。滝周囲には鬼子母神や延命寺、滝の不動などがあり信仰の対象となっていたようです。


「銀鉱洞(延沢銀山)」まで行きたかったのですが、雪で行けませんでした。

二泊目は「昭和館」。
部屋は、川側にしました。風情のある景観です。

夕食は、別室個室でした。岩魚、鮎、山形牛のローストビーフ、そして最上川で採れたモズクガニの味噌汁、
美味しかった、本当に美味しかったです。大満足の料理でした。
こちらは、男女別内湯と最上階にある時間男女別の天空風呂があります。
天空風呂では、昨夜泊まった能登屋、他の風情ある宿を見下ろしながらお湯に浸かります。
泉質は、含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉
源泉の温度は、60,6℃ 併用場所での温度は、42,0℃
水素イオン濃度(pH)が、6,8
源泉かけ流しです。


歴史、風情のある良い泉質の湯治場、風格、品位のある旅館が建ち並び、ガス灯の灯る大正浪漫の銀山温泉。良い旅ができました。周辺は、とても景色が良く、ブラブラしながら足湯に浸かったり、トレッキング気分で川を上流に歩いても良いと思います。また、来たいです。

さて、雪に覆われた田園風景の中を、西に向かって帰りましょう。

12,13,14/11/'13
ステンドグラス工房 スタジオブリス
昨今、日本の風景は画一的になりつつあり、特に、幹線道路沿いなどは、大手チェーン店、モールなどが立ち並び、地域の特色が薄く、全国さして変わらない景色をつくっていると思います。日本にいるのに、日本らしさを探さなければならないとは、残念な気持ちになりますが、良い場所は、探して行きます。
「銀山温泉」に行ってきました。山形県尾花沢市にあります。西瓜、「おしん」等で有名な所です。
初雪が大雪になり、紅葉が白く雪に覆われるという美しい景色に恵まれました。
行きの道路は、完全に冬の雪道でした。


寛永年間に、延沢銀山の工夫が銀山川の中に温泉が湧いているのを発見したそうです。1686年に銀山が閉山、その後、湯治場として賑わったが、1913年の大洪水により温泉街は壊滅、その後、復興、当時としては非常にモダンな三層、四層の木造建築、外壁には鏝絵が施された素晴らしい外観の旅館が並びます。川には多くの橋がかかり、ガス灯が並ぶ大正浪漫を色濃く残す良い湯治場です。

今夜の宿は、こちらの「能登屋」。大正14年(1924年)頃建てられ、国登録有形文化財に指定されています。外壁の鏝絵は、左官職人の後藤市蔵氏(昭和7年作)、建物向かって左側には、「富士と三保の松原」、右側には、 鳳凰と桐の装飾の中央には銀山開拓の祖である「木戸佐左ェ門」の名が記されています。

部屋に通されると、床の間には、「安藤広重 東海道五十三次 蒲原」の絵皿が置いてありました。靜岡から来ている僕らへの計らいかな?
夕食は、部屋出しで、地元食材のとても美味しい料理でした。海辺育ちの僕らには、川魚、山菜、ズガニ等の山の料理がとてもうれしいです。男女別の内湯、貸切洞窟風呂、半露天の貸切天空風呂があります。
天空風呂は、チェックイン時に時間を予約します。景色、泉質も良く、しかも雪見風呂。
ほとんど無色ですが、ごく薄く白濁、硫黄臭のするお湯です。湯花もちらちら漂っています。
源泉温度が高い為、沢水を加水していますが、かけ流しです。
泉質は、ナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)
源泉の温度は、63,1℃ 併用場所での温度は、42,4℃
水素イオン濃度(pH)が、6,6


ガス灯に照らされた風情たっぷりの雪の銀山温泉を散策しました。各宿には、創業者の名前が壁等に書いてあるようです。
翌朝、朝食は別室でいただきます。いつも思うのですが、東北って、ものすごくお米が美味しい。自分たちの地元で食べるそれとはまったく違い、本当に美味しい。朝からたくさんおかわりしてしまいました。




上流に歩いて行くと「白銀の滝」があります。落差20m強の滝で上部で2手に別れています。滝周囲には鬼子母神や延命寺、滝の不動などがあり信仰の対象となっていたようです。


「銀鉱洞(延沢銀山)」まで行きたかったのですが、雪で行けませんでした。


二泊目は「昭和館」。
部屋は、川側にしました。風情のある景観です。

夕食は、別室個室でした。岩魚、鮎、山形牛のローストビーフ、そして最上川で採れたモズクガニの味噌汁、
美味しかった、本当に美味しかったです。大満足の料理でした。
こちらは、男女別内湯と最上階にある時間男女別の天空風呂があります。
天空風呂では、昨夜泊まった能登屋、他の風情ある宿を見下ろしながらお湯に浸かります。
泉質は、含硫黄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉
源泉の温度は、60,6℃ 併用場所での温度は、42,0℃
水素イオン濃度(pH)が、6,8
源泉かけ流しです。



歴史、風情のある良い泉質の湯治場、風格、品位のある旅館が建ち並び、ガス灯の灯る大正浪漫の銀山温泉。良い旅ができました。周辺は、とても景色が良く、ブラブラしながら足湯に浸かったり、トレッキング気分で川を上流に歩いても良いと思います。また、来たいです。

さて、雪に覆われた田園風景の中を、西に向かって帰りましょう。

12,13,14/11/'13
ステンドグラス工房 スタジオブリス
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