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みちのく 秋田路 Day 4 

 「黒湯温泉」をあとにし、盛岡ICから東北自動車道を南へ下ります。静岡まで一気に帰るのは辛かったので、途中、白石ICで降り、宮城県白石市へ。

 宮城県の最南端に位置する白石市は、鎌倉時代から室町時代まで、刈田郡を治める豪族、白石氏が支配し、伊達62万石、仙台藩の南を守る要所として、慶長7年(1602年)伊達政宗の側近である「片倉景綱(小十郎)」が入城、以降明治維新まで260余年、片倉氏の城下町として栄えました。
 その白石城の北西、「弥治朗こけし」のふる里、蔵王連邦の山麓の小さな谷あいにある「鎌先温泉」へ。
 
  宮城

 「鎌先温泉」は、谷あいに5件の宿が点在し、四件の宿は、現在も古地図のままの配置で軒を連ねます。「奥羽の薬湯」として知られる名湯で、伊達政宗や片倉景綱(小十郎)も入湯したと伝えられる、湯治場として栄えた温泉です。正長元年(1428年)山中にて、きこりが水を求めて沢辺に下り、岩の下から湯気が立っているのに気づいて、持っていた鎌の先でその岩の下を突くと温泉が湧き出した事から「鎌先温泉」と呼ばれるようになったとのことです。ここで一番古い宿「湯主一条」には、この鎌先が伝承されています。

 本当に小さな谷あいにあり、のんびりとした静かな温泉場です。鎌先温泉バス停の待合室は、「鎌先温泉文庫」として、絵本から、星野道夫、司馬遼太郎まであり、なんだか気持ちが暖かくなります。

  鎌先温泉文庫  鎌先温泉

 今夜の宿は、寛永元年(1624年)創業の「最上屋旅館」。鎌先温泉の中でもひときわ目立つ木造3階立ての、歴史を感じさせる風格のある純和風の建築です。今でも湯治客が多く訪れるそうで、旅館部と自炊部があります。

  最上屋旅館

  最上屋旅館#1  最上屋旅館#2

 宿の中も清潔で渋く、木のもつ特有のぬくもりが伝わるようで、部屋の天井などの造作も素晴らしいです。部屋に膳で出される食事も風情があり、たいへん美味しかったです。

 お風呂は、湯質にこだわり露天風呂を持たず、3つの内湯のみです。
「三宝風呂」-泉質:ナトリウム-塩化物.硫酸塩泉(低張性中性温泉) 泉温:約36.0℃ Ph:6.7 加温していますが、100%源泉かけ流しだそうです。黄土色のにごり湯で、しょっぱい鉄の味、ぬるめの湯温ですが、よく温まり湯ざめしないお湯でした。

  貸切風呂




 白石市には、現在「白石和紙工房」のみで漉かれる「白石和紙」が伝わります。ふくよかに、きよく、うるわしいと平安期の昔、清少納言にも愛用された「陸奥紙」の良質を受け継ぐ白石和紙は、江戸時代に特産品として発展し、表装、書画、写経紙用としてだけでなく、紙子、紙布織としてもその真価を発揮、日本紙利用の最高峰と称されます。 
 第二次世界大戦、昭和20年(1945年)日本が降伏したとき、戦艦ミズーリでの降伏文書に使われたのは、この白石和紙ですし、また、東大寺の修二会(お水取り)で練行衆が着用する紙衣は、昭和48年(1973年)より白石和紙工房が納めたものを使っています。仕事を見学させていただきたいと思い、寄りましたが、残念ながら工房は休みでした。しかし、遠藤さんとゆっくり話せ、和紙も手に入れて、いろいろ話しを聞くことが出来ました。ありがとうございます。


 東北のたおやかな山、古くからの湯治場、人のやさしさに触れ、ゆっくりと暖かい素敵な旅でした。

  秋駒地図



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